日本人は宗教というものにどれだけ執着心があるのだろうか?
大半の家庭は仏教で占められている筈なのだが、イエス・キリスト生誕を毎年
そこかしこで祝っている。そう、「クリスマス・・・」というやつだ。
コマーシャルベースに踊らされているとしか言えない状況が日本全国各地で見られる
わけだ。しかし、産業界にとっては、それがビジネスの都合の良い手段となるわけだ。
かくして、商魂たくましい小売・サービス業界の“気持ちの良いお膳立て”のもとに
筆者も昨夜は踊らされた。
あるJポップバンドのディナーショーに付き合うことになったが、多くのファンの熱狂振りに
驚嘆。熱烈な固定ファンが多いのも頷けるほど、そのバンドは中身が“本物”だった。
日本人は、何か“こじつけ”があれば、如何様にでもコマーシャルベースに乗れる器用な
民族なのかもしれない。
それが、今日の経済大国日本を支える特殊な精神構造かも。
とは言うものの、毎年、亡き母の墓前に参拝せねばという思いが優先するのは、やはり
日本人たる所以なのだ。
クリスマスも良いが、皆さん、年に1回位はご先祖様の墓前に足を向けては如何か?