去る21日(木)には(財)医薬情報担当者教育センターが主催した教育セミナーに参加した。

テーマは「MRが医療の一端を担うために」としてあった。

演者は医師1名、患者支援の会1名、病院管理部2名、大学病院薬剤部1名であった。

全体の印象は、「質疑応答」の時間がゼロで、聞いて終わりというスタイルのため、

一方通行で消化不良であった。

演者からは一部に「MRに期待したい・・・・・」というフレーズは漏れて来るものの、実際に

何を求めているのか、本当にMRの今の環境で期待できることは何なのかが演者の口から

は聞こえて来ない。

これは、質疑応答時間があれば解決できることなのだが、司会者だけが最後に一方的に

マスターベーションで締めくくるのでは、一体、「MR教育センター」って何をするところなのか

と疑われることにもなろうに。

特別講演のNPO法人の方の講演は最も長い1時間30分であった。

ご自身の幼い娘さんを癌で亡くした経緯をすべてさらけ出して詳細に講演してくれたのだが、

あの90分間は重苦しく、この方も、実際にMRに何を望むのかが抽象的で見えて来ない。

 

どうも教育センターのイベントのやり方は、ところどころにカイゼンせねばならないことが

山積しているという印象だ。