製薬企業に限らず、大抵の企業は「目標管理制度を」導入している。
しかし、その制度が果たしてうまく機能しているのかどうかが疑問だ。
そんな中で最近よく耳にするのが、ケーズデンキだ。
この会社、ドリフターズを起用してCMをガンガン打っているので企業ブランド力は高い。
そして、たしか26年連続で売上高更新で、もうすぐ6,000億円に届こうという勢いだ。
しかし、驚いたことに、この会社には「目標管理制度」なるものがない。
すべて、社員の自主性に任せるという企業風土が根付いている。
事実、社員も「目標を会社から与えられないので、自分で工夫しながら如何にお客様に
喜んでもらえるかを考えざるを得ない。」というから恐れ入る。
ここらで、製薬業界も従来の外国から“輸入”したMBO(Management by Objectives)
なるものを見直すべき時に来ているのではないか。