昨日はクインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン社を訪問し、K氏に取材。
同社が現在進めている新規事業としての「組織診断」について詳細を知りたかったのだ。
また、佐藤が執筆中の新刊書の最後の章「戦える企業組織への脱皮」にも紹介したいと
考えている。
同社の組織診断は、現在のところ製薬企業の営業所レベルの診断に傾注しているが、
業績低迷している営業所の問題点を「ヒトの内面」から診て行こうとするもので、MRは
もとよりチームリーダー、所長、支店長に至るまでオンラインで内面を吐露させ、どこに
問題点が内在しているのかを診断する。
診断結果によって、その営業所の「ヒト」のコンピテンシー、モチベーション等が明白となり、
課題が浮き彫りにされる。
あとは、それらの課題を単独あるいは集合研修等で解決していくというビジネスモデル
である。
組織を構成する「ヒト」の心に深く介入していくことで、今まで眼をつむっていた事柄が可視化
される点は、否応にも取り組まざるを得ない局面を曝け出すこととなる。
詳細な話が聞けて大変参考になった。K氏の今後の活躍に期待したい。
願わくは、営業部とマーケティング部門とのギャップが生まれる「組織」の診断にも着手して
もらえれば、尚、この「組織診断」の有用性は高まると提案しておいた。